まったりのんびり日々徒然。
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「悪いが、俺では何もしてやれない。――…アンタの言う『英雄』は、もう死んだ」
レギィ。人間、26歳。
十年前出現した悪しき竜を、友の魔導師と共に討伐した『英雄』。
その二人は表舞台から姿を消し、まるで御伽噺の様に書物や詩人の詩だけに語り継がれた。
――そして現在、国は空を覆う厚く黒い雲に陽の光を奪われる。
彼の『英雄』のひとり、レギィは何かを諦めた様に、また後ろめたさを抱える様に。
それでも剣を捨てられず、溜息を吐きながら空を見上げる日々を送っていた――
自分を探しに来たという少女と白い豹。
その憧憬の眼差しを疎ましく思う反面、胸の奥に感じる何か。
明るく前向きで、どんな困難が立ちふさがったとしても諦めなかった少年時代。
今となっては諦観した態度こそ取るものの、本来は面倒見がよく正義感が強い気質。
ノシュタと出逢い、少しずつ失っていた「何か」を取り戻していく。
『Lost Hearts』 の創作メモでした_ノ乙(、ン、)ノ
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